タイ・インド・ネパール旅日記(Yahooブログより転記)

2007年10月10日22:50 
機械の据付けや修理のお仕事でルーマニアやアメリカに駐在経験のあるマイミクの○ハラさんが今度はインドでの駐在経験を書かれている。 

僕も13~5年ほど前にインドへ旅行で行った事があり、普段は日記など書かないのだが、その時は飛行機の待ち時間やホテルの部屋などで割りとまめにその日の出来事などを大学ノートにメモ風に書いていた。その頃勤めていた眼鏡卸業の上司に2週間の休暇願いを出したら却下されて、双方の都合のいい条件として勤めていた会社の商品を委託販売するという自営業を始めることになった。その前の旅行で、約ひと月間のインドへの長期旅行になった。 

その後PCを購入した時に、その日記の文章をタイプを打つ練習代わりにして保存した覚えがあり、PC内を検索したら幸いハードディスク内に残っていた。それを元にして、新たに思い出したことなども付け加えてブログに書いてみようと思う。 

3月3日(木) 
 2時発のフライトでバンコックへ飛ぶ。タイ時間の夜8時過ぎにオーキッドシェラトンホテル1250号室にチェックインする。 
 窓の下には船着場があり、右から左の方へ川がゆったりと流れている。川向こうには幾つかの建築中の高層ビルなどが眺められる。 
 川は上流の方へ大きく左に蛇行して、見えなくなったその先には暁の寺院として知られるワット`ルアンがライトを浴びて小さく見える。 
 遅くなったが、ホテルの周りの衣類や土産物を売っている屋台などをひやかしに出かける。 

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まだ日本では格安航空券は手に入りにくい時代で、その頃は香港で1年間有効の往復チケットを購入して香港の旅行代理店で格安チケットを買う人が多かった。片道のチケットで香港へ行き、日本との往復チケットを買うのである。日本へ戻って残ったその片道チケットは転売も可能だった。東京に住んでいる多くの外国人たちもその方法で格安チケットを手に入れていたように思う。 

インド行きのチケットもタイの旅行代理店で格安チケットを購入した。メモ風に日記を残していたことは幸いだったと今そう思う。多くの事柄がメモによって記憶が甦るケースが多い。 

たった、2年前にワイオミングからフロリダに車で引越した際の記憶がメモがないためにその順序や泊まった町の名前がわからなくなっている。人間は忘れる動物である。ちょっとした記憶を引き出す手がかりのキーワード、メモだけでもあとあとでどんなに役立つかを実感している。 

*なぜか、PCには年代が書かれてなかった。元にした大学ノートは段ボール箱の奥深くしまってあって簡単には取り出せそうにない。ただ、ブッダガヤだったかのバンガローの中庭に大きなテントが張ってあって、そこにオウム真理教の信者が泊まっていると係りに言われた。地下鉄サリン事件の起こる1~2年前のことだったように思う。 

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○ハラ 2007年10月11日 05:13 あんらぎさん、 
過去に行動した日記が見つかった、と言うのは大きいですね。 

私もバンコックに居ましたが、ホテルからメコン川は見えませんでした。 
私が泊まっていたのは悪名高いパッポン通りのすぐ傍で、良かったのやら悪かったのやら。 
夜毎、夜毎、パッポン通りに出かけましたが、外から見るだけで、各店の中には入りませんでした。 

入って法外な値段を請求する、ぼったくりバーのようなのがあると聞いていたからです。 

テレビでいつか、新宿だったか池袋だったかのぼったくりバーの潜入ルポをやっていましたが、あんな目には遭いたくない物です。 
ましてや、バンコックまで行って、甘い言葉に誘われて店内に入り、座ってビール一本出てきて5千円とでも言われたら、怖くてそのまま払ってしまうと思います。 

こういうぼったくりバーはそれよりは、手口としてしばらく飲ませて置いて、ビール五本飲んだから二万五千円とか言い出すのでどうしようもありません。 

いや、パッポン通りの店に入らなくて良かった、と今でも思っています。 
微笑みの国、と呼ばれるタイですが、カモの日本人を捕まえて微笑まれるのではたまった物ではありませんからね。 しろくま 2007年10月12日 10:44 私はタイに行きたいと思いながらまだ果たせずにいるのですが、昨日、タイで日本人専門に詐欺を働いている詐欺団がいる(必ずしもタイ人ではない)、というニュースを読みました。 

日本人の親切さにつけこんで、道を聞きながら財布を抜き取る、とか、友達になって家に行くと、いかさまポーカーのやりかたを教えてくれ、「今からカモが来るから」と言われ、最初はそれで大勝するけど、その後大負けする、というような手口だそうです。もちろん「カモ」は詐欺の仲間。 
後者の手口は、だまされたと気づかず、日本に帰ってきて友達に話したら、そう言われて気づく、ということもあるそうです。 

どこの国にもいい人と悪い人がいて(考え方の違いはあれども)、それは治安が比較的良いと言われている日本でも同じことでしょうし、客観的に後から聞けば「気をつければ騙されなかったのに!」なんて思えますが、相手はプロですから、巧妙なんですよね。 

これだけ注意を喚起されている「オレオレ詐欺」だって、未だに手を変え品を変え成功しちゃってるんですもんねえ。 
大阪の人は「オレオレ詐欺」に引っかからないという説(都市伝説の一種なのか?)がありますけど、海外でも無事率が高いのでしょうか?? あんらぎ 2007年10月13日 11:57 ○ハラさん 
ハッポン通りは一本だけなんですね。 
その近くの夜の屋台(偽ブランド品を売っている)とか、その悪名高いポン引きが客を呼び寄せている側を僕らも通りました。店の開いているドアから覗いたら、ビキニ姿の女性がカウンターや舞台の上でディスコミュージックにあわせて踊っているのが見えました。 

多くは地方から家族を助ける為に身売りしてきた女性たちらしいですね。 

僕らの旅行スタイルは夜はほとんど出歩きません。飲みに出かけることもないです。おいしいものを食べに行くというのもあまりありません。旅行も自分たち(ほとんど家内の立てたスケジュールですが)に合わせて動いています。菜食主義の家内と一緒ですから中華のおいしいものを食べるということもあまりなくその点何でも食べる僕にはちょっとつまらないところもありますが、まあ予算の関係もあるしでそのくらいの我慢は慣れましたね。(よっぽどだと別々にレストランに入る場合もありましたが) 

一番被害にあいやすいのがそういう歓楽街での油断ではないかと思いますね。昼間のちゃんとした観光でも日本人料金とか観光客料金とかあるところもありますから、そういう場所で法外な値段を突きつけられたらやはり仕方なく言いなりに払うしかないと思います。そういう被害にあってことがことだけに被害届も出せずに泣き寝入りした日本人も多いことかと思います。いわば自業自得的なところもありますから、被害にあったといえあまり同情できるものでもないような気がしますね。 あんらぎ 2007年10月13日 12:05 しろくまさん 
旅行先では人をみたら泥棒と思え・・を実行するのが一番かも知れませんね。親切に甘えてはいけないという基本を守るべきでしょう。 

睡眠薬強盗も手の込んだのは何日か一緒に行動して信用されて友達になったと思ったころに飲まされた飲み物に睡眠薬が入っていて被害にあったという人も知っています。 

とにかく用心に用心を重ねることですね。甘い話しには乗らない。ギャンブルもやらない。怪しい場所には近づかない。普通の生活を日本でしているような常識的なことを守っていればそう危ない目にあうこともないと思うのですが。 

「オレオレ詐欺」というのは僕らが日本を出てから流行った詐欺犯罪ですね。これは日本特有の詐欺かも知れないです。アメリカあたりで「オレオレ」と電話をかけてもまずお金になることはないような気がします。「弁護士に相談したのか」「交通事故は保険でまかなえるだろう」とか答えが返ってきそうな気がします。 

日本の家族形態の解明なくしては「オレオレ詐欺」の通用する社会は欧米人には理解しがたいものかも知れません・・と僕は思います。