2007年10月16日22:55 三月六日(日)~七日(月) きょうはタイからインドへ出発する日である。午前中はホテルでのんびり過ごし、午後からプラトゥーナムマーッケトへ行く。3時半には戻ってきた。市場は僕が子供の頃の那覇の市場のように渾然としていて、懐かしさを覚えた。
早めにチェックアウトして4時半には空港へ行く。ニューデリー行きの飛行機は夜の8時半の予定だったが、遅れに遅れて10時になってやっと離陸した。
ニューデリー時間深夜3時にガンジー空港に着陸する。タイ国とは1時間半の時差がある。空港出口には深夜だというのに大勢の男たちが客引きやら、荷物運びにありつこうとごったがえしていた。前もって予約していたホテル(Jaj palace inter continental hotel)の迎えの男が僕らの名前を書いた紙を持って待っていた。その男の案内で未整地の原っぱのような駐車場まで歩いて行く。区画ラインもなく適当に駐車しているようで、僕らの迎えの車は前後を他の車に挟まれて止まっていた。
アメリカ人のコメディアン、ダニー・デビートにそっくりの背の低い太った男はちょっと舌打ちをしたかと思うと、何でもないように邪魔な車を手で押し退けて車を出した。 "You are strong man! "と言うと、"No problem, this is India."と答えた。心憎い出迎えである。
ホテルで睡眠を少し取り、朝タクシーで汽車の予約センターへ行く。そこは地元の人達でごった返していてとてもじゃないが窓口でこれからの旅行スケジュールを組みながら切符が買える状態ではなかった。
幸いタクシーをメーター料金プラス1時間につき10ルピーの割り増しで貸切にしておいたので同じ車で官庁街のコノートプレースへ行く。セントラルパーク内にある野外ステージではオリッサ州の剣舞が披露されていた。中国の剣劇のようにかなり激しい動きの舞いであった。
政府観光案内所で地図や情報を手に入れ、近くの店や露天のマーッケトをのぞいてまわる。ウインピーというハンバーガーのファースト店でベジタリアンバーガーを食べ、その後オート三輪車でオールドデリー(旧市街)へ行きチャンデチョークバザーというどこから湧いて出たかと思うほどの人の波でごった返したマーケットへ行く。
荷車を曳いている男を交通整理の警官が拳で殴っている。手や足の欠けた乞食があちらこちらで見かけられる。何の目的があってこんなに人出があるのかわからないが、不思議なことに通りを歩いているのはほとんど男性ばかりである。
通りの途中にシーク教会があり、入り口に立っていた若い男に中に招き入れられる。黄色いスカーフを頭に巻いて内部を案内される。帰り際にお布施を要求されたので20ルピーを箱に入れて外へでた。
帰りもオート三輪車を拾い、デリー駅前でタクシーに乗り換えてホテルに戻る。途中、オート三輪車とタクシーの接触事故を目撃した。道の中央を牛が寝そべっていたり、そのうえ信号もあるのかないのかはっきりしないのだ。事故の起きないのがかえって不思議なくらいであった。
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