2009年01月16日08:17
Subject: IN MEMORIAM, JANUARY 14, 2009, 4:20 P.M.
いつも動物に関する微笑ましいメールを送ってくれるロス在の女性の方の愛猫が亡くなったようだ。 詳細はなく、タイトルだけの文字にカールトンの写真が添付されていた。
事務的な報告のようなタイトルにその深い悲しみが伺える。
3年前から腎臓病を患っていて、フロリダ大学の獣医学部では猫の腎臓移植をしているらしいから調べてくれと家内に依頼があったりした。かつては確かにやっていたようで、今はしてないことが判明した。
何度か危ない状態を切り抜けてきたが、去年のクリスマス頃から食欲も失せて窓べに寝そべって動かない状態だというメールは貰っていた。ロスからサンディゴの動物病院も何度も行き来してかなりの費用も費やしたものと思う。
2005年の3月に一度、お宅を訪ねてカールトンとはご対面している。かなり大きな猫で、実は隣の家の飼い猫だった。隣家の夫婦が離婚、女性が家を出て行ったせいで、残された男性があまり面倒を見なくなったらしい。(彼女の言い分だが)
彼女の家の庭にその猫がよく現れるようになって、あまり面倒を見てない様子なので秘かに家に入れて自分の吸っている煙草の銘柄カールトンという名を付けて飼い猫にしてしまった猫なのである。
その後、隣の男性は写真つきのポスターを近所に貼って、彼女の家までドアをノックして見かけなかったかどうか聞きにも来たらしい。(おいおい、ちゃんと探して面倒を見ていたのでは・・?)
旅行好きの60代半ばのカップルであるが、カールトンを飼いはじめてからは猫を放っとく訳にはいかないとそれぞれが別々に旅行するというほどに猫可愛がりにしていた。
最近では自分の両親が亡くなるよりもカールトンが亡くなるのが悲しいだろうというメールも貰ったばかりだった。(彼女の両親はとっくに亡くなっているのだけれど)
カールトン(雄猫)去年15才、 享年16才。 合掌。
言葉もないので、彼女にはこういうメールを送った。
I’m sorry I have no words to comfort you. Carlton was a very happy cat with you. I am deeply sorry.
たかが猫、されど猫 この歌が何だかぴったりくる。
http://www.youtube.com/watch?v=7ExFZ-u4XxM&feature=related
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猫は一番住み心地の良い場所を知っているのですよ。
猫にとっても飼い主にとっても最高な時間が持てたのです。 カールトンは永遠に彼らの心の中で生きているのです。
ミミオルカ 2009年01月16日 16:28 この話題に、この曲と映像を選ばれた、あんらぎさんの感性に 感銘しました。
めぐりめぐって、いのちはつながっているんですね。 カールトンのご冥福をお祈りいたします。 ( I pray for Carlton. Rest in peace)
○ハラ 2009年01月16日 17:33 あんらぎさん、 カールトンも幸せな一生だったと言えるのでしょうね。
隣の家の猫なのに自分とこのにしてしまおう、と見込まれたと言うのも運があったのでしょう。
猫も死んだら天国に行くのでしょうか、それともまたすぐに生まれ変わるのでしょうか。 全部の猫が生まれ変われるとは思えませんから、中にはひ”まや~”(暇や~)、と言うのも居るでしょうが、ほとんどは次に行かニャ~でしょう。 ( He is a lucky cat.)
果たしてカールトン、あの世に帰るトンか、別の姿でこの世に帰るトンか。
あんらぎ 2009年01月16日 21:14 Naosan 隣の男性もしばらくしてから引っ越していったそうですから、カールトンにとっては引き取られて幸せだったのではないでしょうか。 気落ちしてこれまで送ってくれていたような動物や面白い話題のメールが途絶えないか気になりますねぇ。 あんらぎ 2009年01月16日 21:18 ミミオルカさん この歌がレクイエムにぴったりだと思ったのは献歌として葬儀に歌われている映像を見て、なるほどと思いました。 夏川りみ「涙そうそう」もいいかと思ったのですが、まだ古いアルバムにはなってないですからね。 あんらぎ 2009年01月16日 21:28 ○ハラさん ロスの郊外は本来は雨もほとんど降らない砂漠のような感じのところらしいですね。それをロッキー山脈から流れてくる水を灌漑して、スプリンクラーで緑地帯にしているようなもので、人工的に水を与えないと砂漠に戻ってしまうような土地柄らしいです。
住宅地にもコヨーテが現れるそうで、そのあたりで見かけるコヨーテは人間の残飯やらペットを餌にして丸まると太っているそうです。カールトンもそのまま外猫としての人生、いや猫生を送っていたらコヨーテに食べられる運命にあったかも知れません。
コヨーテにとっては運よく餌にありついて、こりゃ、うんめぇ~と喜んだかも知れませんが、猫は七たびだか、九たびだか生まれ変わるといわれているとはいえ、そうそうコヨーテの餌になるのもトンでもないことでしょう。
腎臓病をわずらって重体に何度もなりながらも発病後3年も永らえたのも飼い主の世話のおかげかでやはり運のいい幸せな猫だったと思います。
彼女からは猫も5才を過ぎたら保険に入っていた方がいいというアドバイスを貰いました。年齢が行くとやはり猫でも保険に入れないこともあるようで、そうでないと医療費がバカにならないそうです。
ワタクシはトラとマヤにはもしカールトンのような状況になったら、あきらめて運がなかったと思いあの世にうらみつらみなく行くように言い聞かせることしかできそうにないです。
まあ、カールトンも煙草の名前だそうですが煙となって天国に昇天したと思います。 TORATONTON 2009年01月23日 19:47 なくなられたカールトン様のご冥福をお祈り申し上げます。
猫と腎臓病、よく耳にします。 うちのねこも、ガンが見つかったのに、腎臓が悪くなっていて手術ができず、なくなりました。 あんらぎ 2009年01月26日 20:55 TORATONTONさん オス猫でしたか? 獣医によるとオス猫は腎臓系統の病気になりやすいと言ってましたね。 水をよく与えたほうがいいとアドバイスされました。
ペットとはいえ、一緒に長年暮らしているとやはり家族の一員ですから、つらかったでしょうね。ご冥福を祈ります。
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