インディアンのスピリチュアル

ここ3年ほど参加していたインディアンのお彼岸の儀式の主催者からレクチャーがあるという連絡があったので参加してきた。

 

会場はユニオン教会とう名の教会で祈祷所に椅子を半円に並べて30人ほどが参加していた。

 

レクチャーの始まる前にこの教会のパスター(牧師頭)の挨拶があり、別の牧師の方がインディアンフルート(尺八のような感じ)を吹き、詩が朗読された。

 

多分、こんな感じのものだった・・光の中を歩ませ給えそして知恵を授け給え、そしてそれが子どもたち、孫達、子孫たちに受け継がれることを。

 

フルートを吹いていた牧師が(ふたりともジーンズのラフな格好)祭壇横にあるキリスト像の説明をしてくれた。

 

頭の茨の冠をフリスビーを投げるように前に放り投げる姿のキリスト像で、その像は彼自身が作ったものだそうである。茨の冠を投げ捨てる様子は苦悩からの解放を意味しているのだそうだが、他の教会関係者からは非難を浴びている作品なのだそうである。

 

主催者のメリンダさんという79才の女性はアメリカインディアンの血が混じっている方で1981年に初めて出会ったアメリカインディアン、セネカ族の血を引く世界的にも広く知られた女性から教えを授かったのだそうだ。

 

その師の家を訪れたら、家の中には自然の石や植物、壁には動物の絵などが飾ってありそのような自然の中で ”All is one, One is all "(すべては一つ、一つはすべて)という教えに目を開かされた思いがしたとのこと。

 

庭の植物や花、鳥、蝶などの自然とのコネクションを通じ、自然の中で深呼吸をしながら自然から教えを乞うことの大切さ、朝日に挨拶するだけでエネルギーを貰えること、植物や木に話しかけることなどの大切さを教わったという。

 

椅子に半円に座っている参加者の一人ひとりがそれぞれI love・・・(私は・・・を愛する)と言わされた。蝶、木、自然、犬、猫、空、象・・と次ぎ次に答えていき、僕の順番がやってきたので珊瑚の海と答えてぼそっと、とりわけ沖縄の・・と言ったのだった。

 

お彼岸の際には輪になって立ち上がり、参加者の中からあらかじめ指名された者たちがNine sacred Direction(9つの聖なる方向性)の名を上げて、その意義を読み上げる(スマホ画面を読み上げる)のだが、これまで何度か聞いてもわからなかったのが印刷されたものが渡されてなんとなく理解できたのだった。

 

East(東) Inspiration,clarity of vision, growth,new biginnings

South(南) Love, trust, communicate; change lessons into stepping stones for love

West(西) Honor, going Within,relatives, ancestors,goals,achievements

North(北) Wisdom, gratitude,unity, health,healing

Above Sky connections, dream thoughts

Below Earth connections

Within Truth

Love Energy

Peace Wholeness

 

その9つの解釈の後に、教会の西側に作られた亡くなった方たちのメモリー(木にネックレスのようなものを掛けたり、生年月日没年などが刻まれたレンガが敷き積まれている場所)に出て輪になって祈り、握手を交わし解散となったのだった。

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教会に着いたら駐車場で鶴が舞って、いや待っていた。

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教会の牧師とインディアンの教えを講義する女性。

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この教会の牧師が作ったというキリスト象、いばらの冠を投げ捨てて苦悩からの解放を表現しているが、他の教会からは異端だと非難されたという。彼自身、インディアンフルートを吹いたりとかなりユニーク。

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最後に教会の建物脇にある小さなメモリアル庭に出て、解散。