エチオピアレストラン

仏愛好会で月一の公園ピクニックで会うメンバーの方からオーランドのエチオピアレストランで歌を歌っているからと招待を受けた。
 
Tさんというジャマイカ出身の方で奥さんはフランス出身である。
 
夜の7時から閉店する10時までの3時間、まったく休憩なしで歌い続けていた。
 
1年半ほど前には僕らの近所のぶどう園兼ワイン醸造所の野外ステージで歌うからと出かけて以来のことだった。
 
会場は折りたたみ椅子持参で芝生に設けられた大きなステージ前には踊れるスペースもあった。テント張りの屋台から食べ物やビール、ワインを買って飲みながらのコンサートで中にはぐでんぐでんに酔っ払って踊りだす人も見られた。
 
ステージの上から僕らを見つけるとマイクで「日本からのお客様を紹介する」と言いながら立ってなどと要求されて困ったのだった。
 
しょうがないので、立ち上がって照れ隠しに周りに帽子を振ったものだった。(苦笑)
 
今回は小ステージでレゲエからスタンダードジャズまで落ち着いて聞けた。だが、客と掛け合いをしながらステージを進行していくエンターテイメント的なスタイルが彼の持ち味らしく、この時も歌の中に僕の名を入れたり、呼びかけたり、替え歌を歌ったりがあった。(苦笑)
 
奥さんがマネージャーで同じテーブルに座り、いろいろ話を聞くことができた。結婚して40年、ニューヨークで同じボイストレーナーについていたことが出会いのきっかけだそうだ。
 
一緒にステージで歌ったりはしないのかと聞いたら、自分はステージより裏方の方が性に合っているという返事だった。
 
毎週木曜日の夜だけのステージだそうで、先週は仏愛好会の方が8人ほど連れてやってきていたとか。
 
まだ今月だけの仮契約のようで、自分の知り合いや友人を招待してレストラン側に受けがいいようにという狙いもあるのかも知れない。