映画(6)Yahooブログより転記

「クラッシュ」はNetfliksというネットで注文すると郵送されてくるシステムのレンタル屋から借りて見た。Blockbusterも同じサービスを始めていて、ビデオ屋が遠くにあるので助かっている。日本でもそのネット注文スタイルが流行らないかなと思って知り合いにメールしたら、すでに何年も前からあると返事がありびっくりした。今時、日本の方が何でも進んでいるのかも知れない。

昔はアメリカは「人種のるつぼ」と言われていて、僕らもそう習った覚えがある。他にも色々な生地を寄せ集めて作ったキルトという呼び名もあるようだが、今は「サラダボール」という呼び名の方が一般的なようだ。レタスはレタス、きゅうりはきゅうり、トマトはトマトと同じサラダボールの中でもそれぞれに独立して存在しているイメージからついた呼び名のようである。

確かに僕の住む町も白人の住む地域、黒人の住む地域というふうに分かれている。黒人も今はBlack Americanブラックアメリカンとは呼ばない。African Americanアフリカ系アメリカ人という呼称が一般的になっている。

「Clash(クラッシュ)」という映画はそのようなアメリカのさまざまな人種の集まる都市の様子を様々なエピソードをからませて描いている。台湾人のアン・リーが監督したゲイカウボーイの友情を描いた「Brokback Mountain」がオスカーを取るのではないかと下馬評では言われていたが、「Classh」がその栄冠に輝いた。

トラックに積み込まれた密航してきた中国人たち、、職務質問で黒人カップルに侮辱を与えるが、その同じ黒人女性を危険をかえりみずに車の店頭事故から助けるのはアイリッシュ系のマット・ディロン扮する排尿障害の父親の面倒を見る警察官、そして父親の医療の件で電話する事務所の担当者は黒人女性、妻に警官の言いなりになったと非難されて怒りを爆発させる黒人男性、マット・ディロンの人種差別的な扱いに批判的な若い白人男性(のちに誤解からヒッチハイクで乗せた黒人男性を射殺する)

現実にもNYの地下鉄に乗っていると箱に品物を入れて無造作に乗客の目の前に突きつける言葉のわからない中国人女性を見たことがある。チャイナタウンには縫製の仕事を安い賃金でする不法入国者がいるという話を聞いたことがある。イラク戦争が始まった頃、「ファックユー、アメリカ」と叫びながら交差点を渡ってくるアラブ系の老人を見たこともある。

去年だけでもメキシコから砂漠を越えて不法入国しようとしたメキシコ人の遺体が60~70人も見つかったというニュースを読んだ覚えもある。ドミニカ共和国からボートでアメリカを目指し、嵐にあい遭難、人肉を食べたというニュースもあった。

不法移民だけで1200万人がいるといわれている。一言で格差社会ともいえない複雑な人種、社旗状況がある。「クラシュ」はその一面を見せてくれたと思う。

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以前アメリカに長く住んでいた人の話では、人種の坩堝と言うより、あんらぎ先輩の言うように、きちんと住み分けがなされていると言っていました。彼の言葉で言うと「人種のモザイク」だそうです。でも、今回の移民法改正反対デモでは、ブッシュもどまんぎたでしょうね。削除

2006/5/11(木) 午後 5:19ユージジー ]返信する

  

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ユージジーさん、このコメントは本文の方で少し書いてみたいと思います。どうもありがとうございます。また助言、コメント、トピックの提供などよろしく。削除

2006/5/11(木) 午後 11:52anr**i2hi*o返信する

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"I knew I was going to get hit with something.But I think a divorce, and the demise of what your family is,is a little death in itself." NICOLE KISMAN

The actress says her divorce from om Cruise was a "major shock." in an inerview in the June issue of Ladies'Home Journal.

けさの新聞のPeople in the newsというコラムにあった記事の引用です。ニコール・キッドマンが雑誌のインタヴューに離婚のショックをいまだに引きずっていることを語っているようです。

トム・クルーズはといえば、つい1週間ほど前に再婚した相手がサイエンストロジ-という宗教の指示に従い、沈黙の中で出産したのがニュースやコメディに話題として取り上げられていました。二コール・キッドマンの方がもっと知的できれいだと思うのですがね。よ~わかりません。

  

オーネンスター

家にいるときは大体TVを付けっぱなしにしている。これを書いている今でもTVをつけたまま、床に横たわりラップトップをラッコのようにお腹の上においてタイプしている。効果があるかないかは定かではないが、とにかく英語が聞こえてくる環境で、まあそれで英語の勉強をしている気分になっているのだからおめでたい。英語を聞き流しながら日本語をタイプしているのであるからして私の頭脳がバイリンガルになる日もそう遠くないものだと思える、思う、思いたい、思えば・・おっと思わず何段か活用をしてしまった。

TYを見ていると、昔映画で見たスターやTVタレントがゲストで登場することがある。往年のスターも若い頃に見たっきりでその後の様子を知らない人たちが多く、偶然見かけると懐かしさとともにやはり歳月の流れを実感せざるを得ない。夜の11時以降はタモリの「笑っていいとも」形式のお笑い番組が目白押しである。いづれもメインの司会者コメディアンと生のバンドとそのバンドマスターの掛け合いで進行していく形式で、毎回ゲストとの対談がある。その中でこの間、ポール・ニューマンがゲストで出ていた。

少し禿げ上がった白髪で、体型はそう変わってなかったがいかにも好々爺としたお年よりであった。すでに80才を越えた年齢かも知れない。サラダドレッシングの会社を持っていてその収益はすべて寄付されるのだそうだ。娘もペットフードの会社に関わっているそうである。

ピーター・フォンダは隕石が地球に衝突するというSFのDVDで見かけたが、やはり後頭部が禿げ上がった爺様に変身していた。「イージーライダー」が1968年だからこれも致し方ない。ピーター・フォンダとは一緒に映画を見たことがある。別に誘い合わせて映画を見に行った訳ではない。8年程前東京でサンダンス映画祭の試写会にの招待券にあたり「ザザビーズビー」という映画を銀座の映画館に見に行ったら主演の彼と監督の舞台挨拶があった。デニムのジーンズにタキシードという粋な組み合わせで細く足が長く格好よかった。

その後、映画が上映され見終わって席を立つと僕らの座っていた席の二つ斜め後ろの席に彼と彼の娘と思われる若い女性が座ってその映画を一緒に見ていたのである。さすが準備のいい人はいるものですぐに色紙を手にしたファンに取りか囲まれてサインをしていた。その彼の後頭部がすでに修行層のように禿げ上がっていたので、ちょっと寂しさを覚えたが、今回見たDVDはあれからまた8年ほど経っているのでやはり初老のピーター・フォンダになっていた。

彼の姉であるジェーン・フォンダはインタビュー番組で見た。自伝を出版したらしい。最初の結婚の破綻やらベトナム反戦、娘との確執があったことなど、現在は孫が二人いて平和な心境になっていること、イラク戦争への批判などを話していた。60代後半にしては若く見えるが、美容整形を受けているという噂もある。

人名・地名を覚えられないというのが僕の致命傷でもあるが、「ウエストサイド物語」で出てきた、~とかモレノというプリルトリコ出身の女優もTVで見た。ちょっとふっくらした位でそんなに老けてはなかったが、娘が宝石のネット販売をしているというのでその宣伝をいていた。今の若い人は当然知らないと思うが、TVの創成期に{ビーバーちゃん」という家庭ドラマがあった。10才前後のいたずらっ子のビーバーが繰り広げるストーリーで後の「チャコちゃん」や「チャコちゃんケンちゃん」の走りとなる番組だった。その中年太りになったビーバーちゃんもTVでみた。クイズ番組のようなもので、罰ゲームにミミズのようなものを生きたまま食べさせられていた。ドラッグ中毒でかなり苦しんだことがあったそうである。

日本の経済高度成長と共に歩んできた僕の世代はそういうアメリカをTVや映画であこがれの目で眺めてきた訳であるが、このところのアメリカの衰えというものはほんと憂慮しなければならないところまで来たのではないかと気になって仕方ない。沖縄の海兵隊のグアム移転に7000億円、その他のにほん駐留編成費に3兆円を日本が肩代わりするのだそうである。