映画(2)Yahooブログより転記

Movies映画

リスト | 詳細 ]

 
  検索

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

前のページ | 次のページ ]

  

トルーマン・カポーティの「冷血」を読んだ。1959年にカンザス州の田舎町で起こった牧場主一家4人の惨殺事件の犯人に密着してカポーティが心血を注ぎ込んで書いた本である。最近の映画「カポーティ」はその頃のカポーティの精神が揺れ動く様子がこと細かく描かれている傑作であった。 

「冷血」の方は是非お読みくださいとお奨めしてその中に出てきた映画について・・ 

犯人の二人はお互いに州刑務所の中で出会った。彼らの見た映画、ボガード主演の"The Treasure of the Sierra Mardre"(邦題「黄金」1948年)http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/ougon.htmという映画を見て金を掘り当てることを夢見たり、メキシコで一花咲かせる夢を抱くようになる。 

Sierraとはノコギリ歯状の山脈のことで、Mardreはスペイン語で母のことである。Sierra山脈というのがカリフォルニアからメキシコにかけて実際にあるのでその山脈のことかと思われる。 

山の中で仲間2人と金を掘り当てたのはいいが、ボガードは仲間割れして金を独り占めしたいと思うようになる。最後は山賊に殺され、金はただの砂と間違われて砂漠の風とともに消えていく。人間の欲望とエゴ、それにキリスト教の宗教観が織り込まれた映画だったように思う。 

さて、「冷血」の本にも少し触れよう。 

犯人二人の家庭環境から育ち、さらに被害者やその町の人間模様に到るまで綿密な調査によって書き上げられた手法は当時ニュージャーナリズムと呼ばれた。 

アメリカの90%もの人たちは実は田舎に暮らしている。NYやボストン、ロスといった大都会も人口からみたら日本の中都市より小さいかも知れない。そのようなアメリカ中西部の心象風景が浮かび上がってくる。 

Prairie(プレイリー)と呼ばれる中西部にかけて広がる大草原、そこを吹き渡る風、空気に含まれたこやしの発酵したような匂い。事件の起こったカンザスの田舎町、ホルカムも中西部にはよく見られる風景のように思われた。 

殺された一家の主人も中西部でよく見かけそうな実直な人柄である。一家4人を散弾銃で殺害したのはペリーと呼ばれるアイリッシュとインディアンとの混血児で、風貌は母親のインディアンの血を濃く受け継いだ男である。朝鮮戦争当時に、日本に駐留していたこともある。アシダさんという日系の一家も登場する。 

彼ら二人が車で移動する場所あたりを実際に車で走ったことがある。フロリダも出てくる。事件の背景から、50年代終わりの中西部の様子がありありと伝わってくる。確かに凄惨な事件であったが、去年の日記(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=258743134&owner_id=6086267)にも書いたがさらに残虐な連続殺人事件もそれ以降多発している。 

"The Treasure of the Sierra Mardre" 

I've read a book "In cold blood" by Truman Caporty. He wrote it putting his heart about the cruel criminal case that happend at small town in Kansas state in 1959, the criminals killed four family members of rich farmer. The movie "Caporty" which made just a year ago, described detaile of Caporty's mind and feelings well, was a good movie. 

I recommend "In cold blood" that will be sure good to read,I want to mention about the movie which appeared in the book. 

Both of criminals met in the state jail. They saw a movie "The Treasure of the Sierra Mardre(1948)" which gave them a dream to find gold in the Mexican mountain or dreaming of a succsess in Mexico. 

Sierra means a mountain range like a saw edge, and Mardre means mother in Spanish. There is a Sierra mountain in California to Mexico, so I think that mountain is the same mountain in the movie. 

They found sand gold in the mountain, but Bogard thought that he wanted to keep those gold by himself. Anyway, he took all of the gold by himself, but he was murdered by bandits at last. The bandits thought that those sand gold were just sand, so they threw them in the desert. The sand gold vanished in the desert with winds. The movie showed eggoism of the man,and molal of Chirist religeon. 

By the way, I mention about the "In cold book" a little. 

Caporty researched not only about two of those criminals' family histories, but also victimes and the people who lived that town. That style which Caporty wrote in details, called new journalism that time. 

90% of American live in countryside in U.S.A. I guess that those cities like New York, Boston,or Los Angels are much smaller than Mideum cities in Japan. 

Huge area of grass land spread from middle central west to west is called prairie. Winds blow over the land, the smell of fertilizer drift in the air. That kind of landscape are familiar in west area. 

The person who was killed was a honest ordinal person in west you can find there.The murderer, called Perry was born between Irish father and indian mother. He inherited his looking from mother.He was in Japan during korea war as a soldir. The writer mentioned about the Ashida family who were Japanes -Americans too. 

Actually,I had drove the area where those criminals drove around before.They went to Florida too. I can feel western life in late 50's from the back ground of the criminal vividly. It was certainly a cruel criminal, but I wrote another criminal in my diary last year too, there were many cruel killings after that criminal.

  

イメージ 1

イメージ 2

以前、TVで映画を観ていたらどこかで見覚えのある女優が出ていた。 

ハンフリー・ボガードが無実の罪で入れられた刑務所から脱獄し顔を整形して、
ローレン・バコールの助けを借りながら真犯人を突き止めるという筋だった。
タイトルは覚えてないが、つけるとしたら"Face off"(前にありましたね)か
日本語タイトルだと「私、顔を変えました」あたりだろうか? 

ボガードに追い詰められるその真犯人が、Agunes Moonhead(1900-1974)という女優で
60年代のTVドラマのヒット作品「奥様は魔女」の
サマンサの気取った母親の役をしていた方であった。 

"Citizen Cane(市民ケーン)"1941製作の映画で登場時間は
わずかながらCaneの母親役がデビュー作品のようである。
オーソンウェルズ劇団に所属していた女優らしい。 

彼女は肺ガンで亡くなっているが、その原因がどうやら
ジョン・ウェインと同じ原爆実験場だった砂漠での長期ロケのせいだと言われている。 

「ジョン・ウェインは何故死んだか」とかいう広瀬隆だったかの本が
20年程前に出版されているのを覚えているが(読んだ訳ではないが)、
西部劇映画を作るためにその砂漠に滞在していた俳優や監督などで
肺ガンで亡くなった方が多いのは事実らしい。 

そういえば、「奥様は魔女」に出てきたサマンサが魔術を使う現場を
いつも目撃して「あ~た、あ~たぁ」と旦那にうるさがられる隣のおばさん役の女優も
古い映画に出ていたのを観たことがあった。 

「奥様は魔女」の母親役の女優も生きていたら今年107才になるわけである。
どうも古い映画を観た後というのはそういうセンチメンタルに落ちる傾向にある。

  

イメージ 1

この映画は渡り鳥に関するドキュメンタリー映画である。
多くの鳥が餌を求めて季節ごとにかなりの距離を移動する。
中にはアフリカからヨーロッパ、南アメリカから北アメリカと
何万kmもの距離を移動するのだから驚かされる。

鳥の頭の中には方位を知覚するものがあるらしく
それで、東西南北、さらに地形なども覚えていてそれで
毎年、迷わないで目的地に到達するらしい。

この映画で不思議なのはそのカメラワークである。
鳥の目になって鳥と一緒に空を飛ぶ。

本編のDVDを見た後にその謎が解けた。

撮影クルーは数種の渡り鳥のグループを雛から飼い
彼ら自身がその鳥の親代わりになって鳥を育てている。

生まれたばかりの鳥のひなは最初に動いた物を
親だと思いこんでしまうインプリンティング(刷り込み)という作用があるらしい。

餌をやり、空の飛び方を教え込み、
プロペラのついたハンググライダーで一緒に空を飛ぶ。

そういう長い年月と苦労と試行錯誤を重ねて丹念に撮ったドキュメンタリーである。
鳥の目になって楽しむのもよし、
ハンターに撃たれて打ち落とされる鳥に同情するもよし、
汚染された水の中でもがく鳥を見て憤りを感じるのもよし

ほとんどナレーションもない
映像だけで見せるドキュメンタリーであった。

閉じる コメント(6)

  

顔アイコン

カリブ海で生活しているSKです。カリブのさまざまな様子を 紹介しているので一度遊びにきてみてください。削除

2006/11/19(日) 午前 5:31skp*n*c ]返信する

  

顔アイコン

ドミニカ共和国でお仕事とはいいですね。エメラルド色のさんご礁の海は是非見てみたいです。削除

2006/11/19(日) 午前 10:21anr**i2hi*o返信する

  

顔アイコン

この映画は日本では“WATARIDORI”と言うタイトルで公開されました。ボクもどうやって撮ったんだろう?、特撮かなと疑ったり、不思議に思ってましたが、とんでもない時間と根気で作ったんですね。確かフランスの映画ではないかと思いますがどこにも強い意志と探究心を持った人がいるんですね。トレビアンであります。削除

2006/11/20(月) 午前 8:39kan*m*270 ]返信する

  

顔アイコン

ウチナーおじさん編、野良猫をいかに飼いならしかつしつけるかというドキュメンタリーを近日公開、乞うご期待!削除

2006/11/20(月) 午前 9:46anr**i2hi*o返信する

  

顔アイコン

動物写真家に岩合光昭(イワゴウミツアキ)さんという方がいて評論家の江川紹子さんが密着ルポしたものを読みましたが、岩合さんはあっ、と言う間にどんな野良猫とも仲良しになり、野良ちゃんは岩合さんの胸の中に抱かれてしまうんです。一緒にいる紹子さんには全く寄り付かず、猫好きな紹子さんをがっかりさせていました。岩合さん、野良猫界のジゴロ、いったところですね。さてウチナーおじさんのジゴロぶり、楽しみにしてますよ。削除

2006/11/20(月) 午前 11:31kan*m*270 ]返信する

  

顔アイコン

う~む、恐るべし岩合さん。ウチナーおじさんの手には引っ掻き傷が絶えないのであった。削除

2006/11/20(月) 午後 0:17anr**i2hi*o返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

表示名を選択 
 
 投稿
内緒

  

コレクター

イメージ 1 イメージ 2

イメージ 2

上の車の写真で思い浮かぶ映画がある。

主役の青年に個性派のテレンス・スタンプ。
拉致される女学生にサマンサ・エッガー。
二人が共に1965年のカンヌ映画祭で演技賞を受賞した作品で
「コレクター」という映画だ。

その映画の不気味な青年の運転していた車が
このフォルクスワーゲンのワゴン車だった。
大きな車かと思っていたが、実物はかなり小さい。

粗筋はストーカーの青年がサッカーくじにあたり
郊外に地下室付きの古い家を買い、
思いの女性を誘拐してそこに閉じ込めるというもの。

その青年の別の趣味が蝶のコレクションというのも
タイトルも含めて誘拐を暗示している。

監督はウィリアム・ワイラーで
「嵐が丘」「我等の生涯の最良の年」 オードリ・へップバーンの「ローマの休日」
を監督したかと思えば「ベン・ハー」やミュージカル「ファニーガール」など
いろいろな分野の映画を作っている。

この間TVのドキュメンタリーを見ていたら
60代半ばのおじんがティーンエージャーの少女を
誘拐して秘密の地下室に閉じ込めていた。

何ヶ月間か閉じ込めては開放して、
さらに別の少女に触手をのばすという異常性愛者である。

殺人を行ってないのは不幸中の幸いだったが、
それを何年にも渡り繰り返していたというから
なぜ早く捕まらなかったのかが不思議でならない。

郊外の一軒家、地下室。
そういう条件がアメリカの家なら整っていそうである。

閉じる コメント(6)

  

はじめまして!ランダムブログでやってきました。映画の事はよく分からないのですが、不気味な青年が乗っていたなんて。この車、欲しかった時期があって、ついコメントにカキコしてしまいました。削除

2006/10/3(火) 午前 9:58c_c*an*25返信する

  

はじめまして!ランダムからきました。 映画は見た事ないけど、こういう内容の話を以前誰かから 聞いた事があるような気がします。ホント、殺人までならなかったのが不幸中の幸いですね・・。 それと、この車友達が乗ってるんです。可愛いですよね☆削除

2006/10/3(火) 午前 11:15- ]返信する

  

顔アイコン

c chan225さん、ようこそ。ドイツ製のワゴン車で昔の映画によく出ていて僕も好きな車です。意外と小さいのとマニュアル車なので運転もハードかも知れません。でもシンプルなデザインと頑丈に出来ているので何年も現役で活躍しているのだと思いますね。削除

2006/10/3(火) 午前 11:51anr**i2hi*o返信する

  

顔アイコン

アメリカはかなり凶悪な事件や変態性愛者の数が日本に比べると多いですね。きょうもアーミッシュという17~18世紀のままの生活を続けている宗教の学校に押し入ったトラックドライバーが少女3人を射殺、他にも重傷者を出したようです。削除

2006/10/3(火) 午前 11:54anr**i2hi*o返信する

  

顔アイコン

はじめまして、「嵐が丘」で検索してまいりました。 北イングランドの哀愁のある風景は素敵ですよね。 やはり「嵐が丘」を思い出してしまいます。 私は今回ブログでワイラー監督の映画「嵐が丘」について記事にしました。 よかったら一度いらして下さいませ~ではまた!削除

2006/10/14(土) 午前 4:13ルーシー ]返信する

  

顔アイコン

孤独なヒースクリフト青年でしたっけ? なんだか哀愁というか暗いイメージの小説ですよね。映画は見てませんが小説は大分昔に読んだ覚えがあります。このあとすぐに、訪問しますね。削除

2006/10/14(土) 午前 8:46anr**i2hi*o返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

表示名を選択 
 
 投稿
内緒

  

Paying alimony is like feeding hay to a dead horse. 
別居手当とは死んだ馬にわらをあげるようなものだ。

Last night I shot an elephant in my Pajamas and how he got in my pajamas I'll never know. 
昨晩、僕は僕のパジャマを着けた象を撃った。だがどうやってその象が僕のパジャマを着たかは知ることはないだろう。

Politics doesn't make strange bedfellows, marriage does. 
政治は奇妙な協力者は作らない、結婚が作るのだ。

A child of five would understand this. Send someone to fetch a child of five. 
5才の子供でもこれくらいはわかるだろう。5才の子を連れて来たまえ。

I was married by a judge. I should have asked for a jury. 
僕は裁判官の前で結婚した。陪審員を頼むべきだった

Marriage is the chief cause of divorce. 
結婚こそ離婚の大きな原因である。