2007年10月10日01:08
初めて動物病院なるものを訪れた。
先週の土曜日にヒューマンソサエティに保護された仔猫を譲り受けたら一週間以内にその地区の指定の動物病院で無料で健康診断が受けられるからということだった。
またしても160kmの距離をトラとマヤ-を専用のバッグに入れて出かけた。
とても愛想のいい30半ばの男性が部屋に招き入れていかにも動物好きな感じというより少しホモ気のある方でよく喋っては猫ちゃんにキスしたり、お尻に体温計を差し込んで熱を測ったりしてくれた。(僕にではない)
その方は獣医ではなく看護士のような役目で、その後女性の獣医さんがやってきて歯や耳の中、聴診器での検査、その間に持参した猫の糞の検査結果も出てきた。
結果は特に異常なし。ただし、トラもマヤーも耳の中に耳ダニがいるとのこと。これぞほんとのイヤダニーである。
一日二回、点薬を耳に差すようにと薬を出してくれた。その薬代が22ドルであった。初診料だけで40ドルらしいし、待合室で診察室から出てきたあきらかに皮膚病を患っている犬の診療代は140ドルしていたので、まあこんなものなのだろうか。
帰りにDeeDeeに逢いにいく。土曜の午後ということで新入居者の方が居てベルを鳴らすと中に招きいれてくれた。そこから台所のドアに行き、DeeDeeの名前を呼ぶと、さっそくやってきた。 「マイ、ベィビ~!」 と呼びかけたのはなんとその新入居者の方であった。
一般に女性の方が男性に比べて母性愛が強いようだ。もっともだからこそ母性愛というのだろう。
帰りがけの車の中で家内はその新入居者に嫉妬していた。自分のDeeDeeにマイベィビ-はなかろうという訳だ。
だが、冷静に考えるとそれはそれでありがたいことには違いない。彼女はDeeDeeが保護できるとこちらに渡すという話をしていたが、今ではすっかりDeeDeeに感情移入してしまい、DeeDeeとは離れがたい気持ちになっているようだった。
さて、肝心のDeeDeeだが家内の手から餌を食べ、ミャオミャオと懐かしそうに鳴いていた。新入居者の方が餌を与えすぎているのだろう。顔が丸くなり、肥満猫になっていた。
これは僕らも犯した間違いで最初の頃は気にいられようとのべつまくなしに餌を与えて太らせてしまったことがあった。そのとき以上にDeeDeeは太ってしまい、ちょっと別猫のような雰囲気でもあったが、健康で幸せそうであった。
彼女のまたいつでも勝手に庭に入ってDeeDeeと面会してもいいという許可をあらたに貰い、僕らも心置きなく新たな飼い主にDeeDeeを任せることを喜んだのだった。
まあ、以前住んでいた町には知り合いもいるし、またあらたな猫を通した知り合いも出来たわけだ。そこに行けば、知り合いや知り猫がいると思うのは満更悪くはない。
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○ハラ 2007年10月10日 01:49 あんらぎさん、 100マイルもの距離を猫のためにご苦労さんでした。 猫も有り難いニャー、と言っているのではないでしょうか。
ディーディーも幸せ太りをしてしまったのですかね。
猫っ可愛がり、と言う言葉がピッタリと当てはまる状況に思えます。
まあ、新しい飼い主(?)が可愛がっているようですから、ディーディーも幸せでしょう。 でも糖尿猫(病)にはならないように、気をつけた方が良さそうですね。 あんらぎ 2007年10月10日 10:18 ○ハラさん さすがに100マイル(片道)は参るものです。 でもこれでDeeDeeに関しては心配することもなくなりました。
猫なんて1匹も2匹も一緒だと思ってましたが、食うことに関してはなにも文句はないのですが、その分排泄量も2倍になるという計算が出来てませんでした。
昔、「猿のわくせい」(猿のは臭え)という映画がありましたが、猫のも臭えです。特に仔猫は一日に何度もするのでそれをリタ-ボックスをかき混ぜて宝探しのように、鋤のようなもので探しては処分しています。いきなり飼う事を決めたのでまだ糞ぎり、いやふんぎりがついてない状態です。猫が糞をするということは想定外でした。糞を見ても興糞せずに糞闘努力するしかないようです。
○ハラ 2007年10月10日 12:25 あんらぎさん、 私は昔、たまたま飲み屋で仲良くなった人が居て、しばらくして、その人のアパートの部屋に呼ばれて行った事がありました。
ドアを開けて部屋に入ったとたん、異様な臭いがして、こりゃ何じゃいな? と思ったら、ドアを入ってすぐの所に猫のトイレがあり、そこで猫が大小便をしていたようなのですが、飼い主は分からないのでしょうが、動物嫌いの私には強烈な臭いですぐに嫌になりました。
まあ、鼻は馬鹿ですから臭いはすぐ気にはならなくなりますが、それでもどうもそのアパートにはそれ一回きりで二度と行きませんでした。 猫はこたつの中には勝手に入ってくるし、毛はあちこちに落ちているし。
アメリカ駐在の時、牧場の傍を通った時には、やはり馬や牛など家畜の臭いがします。
こちらも馬や牛の飼い主は気にならないでしょうが、どうもあの臭いは嫌な人には嫌でしょうね。
こんな臭いの中でよくスメル(住める)な、と思いました。 あんらぎ 2007年10月10日 23:05 ○ハラさん 猫は清潔好きの動物ですね。生まれてまだ2ヶ月ほどの仔猫がすでに小石や砂の入ったリタ-ボックスの中で用を足しています。粗相をしないのは見事で人間の赤ちゃんに比べたら誉めてあげたいくらいです。
糞をしたら早い時期に袋に詰めてしまえばそう匂わないです。そのまま放っておくとやはり匂いが立ち込めます。成猫になれば一日に一度くらいの回数らしいですから、今は我慢のしどきですね。食っちゃあ寝、追いかけっこをしては寝で10日前に連れてきたときより目に見えて大きくなっています。
僕もセールスで人の家に冬場に訪ねたときに、炬燵に座らされたのですが、石油暖房も入れていて換気の悪いお宅で猫は見ませんでしたが、その糞の臭いには閉口したことがありました。飼っている当人たちは鼻が慣れてしまったのか気にならない様子でした。こまめに糞は捨てる。換気に注意する。それくらいで匂いはかなり解消できます。
アメリカの田舎道を走っていると車に轢かれたスカンクを時おりみかけます。そのときの匂いは空気に拡散されているせいか、大地の匂いがします。田舎というか畑の近くでちょっとしたこやしの匂いは懐かしさのせいかあまり気にならないのと一緒のような気がしますが、部屋の中の糞の匂いはやはりないに越した事はないですね。
まあ僕もいずれよいよいになったら誰かに下の世話になるかも知れないので猫の糞の始末くらいはどうにかがまんできる範囲内にとどまっています。 ぽんこ 2007年10月13日 17:59 子猫は一年間くらいは本当によく食べ、よく動き、よく排泄するようです。
母が老人ホームで買っているももちゃんは、白いプラスチックの粒=小石のようなものを敷いたトイレで排泄をしていて、おしっこやうんちがすぐ固まるし匂いもしません。固まった粒はそのままゴミとして出しています。今はアメリカでもいろいろと便利なトイレ用品が出ているのでは・・と思うのですが。 あんらぎ 2007年10月14日 06:51 ぼんこさん スーパーのペット売り場に行くと、餌のほかにも色んな商品が並んでますね。3種類の香料入りという11,3kgの袋を3袋購入しています。2ドル39セントでした。 細かい粒状の白い石と青い粒が混じったもので、それが糞にくっついて小さな鋤状のプラスチックで掬うと糞だけがまわりに小石がくっついて取れるようになってますね。 それをビニール袋に入れてゴミに出しています。
人工的な化学薬品で糞がすぐに固まり匂いがしないというのもあるようですね。今後、それは来客があるようなときに備えて購入しておこうと思います。
しかし、僕は犬や猫のキャットフードが市場に出て売り出されただけでカルチャーショックを受けた世代でもありますが、ほんとうにペット用の商品はいろんなものがあるものだと驚きます。 ぽんこ 2007年10月14日 11:30 いずれもシリカゲル?のようなものなのでしょうね。
まあ、排泄物のチェックで猫ちゃんたちの健康管理をするくらいのおつもりで・・・。子猫も生後半年もたつと、お母さん猫からもらった免疫機能が消えてか、急に病気をしたり(風邪を引いたりお腹をこわしたり)するようです。どうぞ気をつけてあげて下さい。
キャットフードでも、排泄物の匂いを消すという「うたい文句」のものも出ているようです。これもまた新たな体験と、どうぞいろいろと試しつつ楽しんで下さいませ。 あんらぎ 2007年10月15日 02:34 ぼんこさん 尻影るですか、いい命名の商品ですね? え、それってもしかして英語名なんですかぁ?
排泄物の匂いを消すキャットフードというのは前にキャットオドロクデ賞を受賞するに値する発明品だと書きましたが、実際にすでに存在するんですね。お値段が気になりますが、やはり来客があるスケジュールに合わせて前もって食べさせたりとありがたい商品ですね。こんど見かけたら準備したいと思います。
また、色々と情報をお待ちしています。ありがとうございました。
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